トイレの便器に水が止まらないのはいくつかの原因が考えられます。
原因の大半はパッキンが損傷しているために起こるのです。
初めに止水栓を止めて排水口に近いところから点検します。
トイレの水が流れっぱなしの場合の水道代
トイレの水が止まらないときは何通りかの原因が考えられます。
しかし賃貸の水道代は1つのメーターを件数で割るところもあります。
他人が水道を流し続け料金が他の人に割り振られるのは納得できないでしょう。
このようになれば大家さんに掛け合うか、大家さんが水道局に減免申請をしてもらうしか方法はありません。
相場としてはトイレの水が流れっぱなしの場合には
- 流れがきつい場合は一晩で2000円くらい
- チョロチョロの場合1月で平常月の1.5倍程度
というような水道代となってくることがあります。
この費用を見てもわかるように、トイレの水が流れっぱなしのときはすぐに止水栓を止めることが重要です。
水漏れを解消するのはそれからで十分です。
減免申請は水漏れを起こし水漏れ業者に修理してもらった領収書が必要です。
毎月の水道代は水道局で管理していますから、増えた分の約半分以上は減免の対象になってきます。
参照
まずフロートバルブを疑う
トイレがロータンクであればまずタンクの蓋を取ります。
タンクの底についている丸いゴムが見えると思いますが、そのフロートバルブ(浮きゴム)を手で触ってみることです。
手で触るとゴムが溶け出すようだとフロートバルブの劣化です。
ほとんどのトイレの水漏れはフロートバルブの劣化が原因です。
フロートバルブが正常なときは吸水口のポールタップの点検です。
ポールタップは手洗いに水を上げタンク内にも水を入れるシステムでそこで水が漏れていないかテストします。
このときはレバーを回しいったん便器に水を流します。
水がタンク内に適量入ると浮き球が上がりピストンバルブのシートパッキンが給水を止めます。
オーバーフロー管の少し下で止まりますが、止まらない場合はさらに後述するところに原因があるといえるでしょう。
参照
タンク内の鎖の劣化と引っ掛かりを疑う
タンク内に水が適量入っても水が止まらないときは、レバーの先についている鎖が原因となっていることもあります。
鎖はレバーを回すとフロートバルブを引き上げ排水溝の蓋が開き水は流れます。
レバーを離すとフロートバルブが排水溝にふたを落として水を止めます。
タンクの鎖は新しい間は正常に作動しますが、古くなると鎖は絡みやすくなりときどき水が出っ放しになることもあります。
レバーを手荒く扱うと鎖が絡みやすくなり正常に作動しなくなることも出てきます。
鎖が正常に作動していても水が止まらないときはレバーを回しいったん水を流します。
タンクに水が入ると水面がオーバーフロー管の上まで来るときがあります。
このときは浮き球が正しくセットされていないことになります。
水が適量になると浮き球が上がり、ピストンバルブも上がることによりシートパッキンで水を止めるのです。
この浮き球が通常より上がると水がオーバーフロー管まで入りピストンバルブが作動しないのです。
どうしても水が止まらないときは浮き球を少し持ち上げます。
こうすると水も止まり正常になるのです。
このときは浮き球についている金属のアームを少し曲げ浮き球の調整をします。
この構造は難しく聞こえますが、要は
「浮き球のアーム部分を指で少し持ち上げること」
この方法で水が止まることもあるということです。
便座内の水が流れっぱなしのときの原因と対応方法まとめ
今まで少し難しい話をしてきましたが、まとめると以下のようになります。
水漏れでは浮き球が正常であれば、次にポールタップについているピストンバルブ内のシートパッキンが劣化していないか調べます。
シートパッキンは浮き球が上がるとピストンバルブも上がり給水を止めて水量が調整されるのです。
水漏れの主な原因として考えられるのは
- フロートバルブ
- シートパッキン
この2つの劣化が一番多いパターンです。
(鎖や浮き球のアームを原因とする水漏れはグッと確率が低いと考えて良いでしょう)
このパーツはホームセンターなどでは2つ1000円未満で販売しています。
ここまですると水漏れの9割は間違いなく解決するでしょう。
業者を呼ぶとかなり高くつくことになります。
水漏れは少しの知識とわずかなパーツ代で解決するのです。
参照
タンクの水が流れっぱなしのときの対応方法
トイレのタンクの水漏れも
- フロートバルブ
- シートパッキン
この2つのパッキンの劣化が原因で起きることがあります。
トイレが水漏れを起こすと住人がすることはまず止水栓を止めることです。
- 賃貸住宅であれば管理会社に連絡して修理してもらう
- 分譲住宅、一戸建てであればまず止水栓を止める
賃貸住宅であればトイレは専有部分かもしれませんが、経年劣化は管理会社で修理費を負担するべきものです。
参照
分譲住宅、一戸建てであればまず止水栓を止めます。
その後、タンクの蓋を取り外しはじめに排水溝の蓋(フロートバルブ)を手で触ります。
ゴムのような蓋ですが手が真っ黒になるときはフロートバルブの劣化と思って間違いありません。
フロートバルブを新しいものに交換してまだ水が止まらないときはピストンリングの中にあるシートパッキンが劣化していると思います。
2つのパーツは合計しても1000円未満で購入できます。
ホームセンターなどで販売していますのでこれで水漏れが止まるととても経済的です。
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費用もリーズナブルで、技術力にも定評があります。