汚水ポンプの揚程高さは汚水桝の底から汲み上げる高さを測ることが良いでしょう。
計測できると汚水ポンプはそれよりわずかでも高い目に設定して購入しましょう。
揚程高さは汚水ポンプが劣化してくることも考慮しなければいけないからです。
汚水ポンプの揚程高さはどこからどこまでの高さを想定すれば良いのか?
汚水ポンプの揚程高さは汚水桝の底から下水管のある高さまで測ることが肝心です。
水面からだと底の部分がくみ取れず残ることになります。
ただし汲み上げるのは配管が横に伸びるようだとその長さも関係してきます。
全揚程の求め方は
「汲み上げの高さ+横の配管の長さ×0.1」
とします。
またエルボの数も関係しますが、エルボ1個で1.5メートルと計算をします。
汲み上げが4メートルで横の配管が10メートルでエルボが1個の場合は
- 揚程 4メートル
- 配管抵抗 10×0.1メートル
- エルボ抵抗 1.5メートル
となって合計で6.5メートルと計算になります。
さらに将来的な劣化も想定して、実際の汚水ポンプは6.5メートより1割ほど高いポンプを選ぶことです。
結論としては必要な汚水ポンプの揚程は、7メートル程度といえます。
汚水ポンプの揚程高さと排出量や口径との関係
汚水ポンプの揚程高さと排出量の関係は
- 揚程高さ 汚水を持ち上げる高さ
- 排出量 水中ポンプが送り出す量
- 口径 ポンプが流出水を吐き出し口のサイズ
となっています。
揚程高さと排出量を出力(KW)で表します。
揚程高さが高くなると排出量は下がり、反対に低くなると排出量が増えることになります。
この関係は反比例していますので、集合住宅や個人住宅では用途が違ってもこれさえしっかり考えていればまず間違いは起きないでしょう。
口径サイズは一般家庭では40ミリから50ミリ(インチでいいますと2インチ)あれば十分です。
参照
エルボを使用したり、配管が狭いと詰まりがひどくなる?
汚水ポンプの配管がエルボを多く使うことで全揚程高さが上がることになります。
50A鋼管で摩擦損失が1.5メートルになりエルボの数をかければいいのです。
配管が狭いときはこれ以上の摩擦損失があり配管の詰まりになることもあります。
配管のサイズは口径サイズと同じものを使うことが最適ですが、エルボはなるべく少ないほうが良いでしょう。
またエルボをどうしても多く使う場合は出力の高いものを選ぶと良いでしょう。
配管が狭い場合が途中で点検桝を設置して配管メンテナンスがしやすくすることも対策として良いでしょう。
一般家庭での標準的な汚水ポンプの揚程高さとは?
一般家庭の汚水ポンプの揚程高さは実際に汲み上げる高さから計算します。
例えば
- 汚水槽の底から汲み上げる高さが5メートル
- 横の配管が6メートル
- エルボが2か所
この計算方法は
- 高さ 5メートル
- 配管 6×0.1メートル
- エルボ 1.5×2メートル
この場合の全揚程は8.6メートルあれば良いので、この1割ほど高めで選定すれば良いでしょう。
つまり10メートル弱ということになります。
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汚水ポンプの選定はよほどの経験がない場合は選定を失敗することもあります。
ポンプの知識があるといいのですが、相談する人がいない場合は専門業者に依頼しましょう。
しかしほとんどの専門業者は相談料も料金が発生するし出張料も有料になってきます。
これらをよく考えて専門業者の選定から始めましょう。
これらの費用が発生しないのは、水漏れ業者だけです。
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水漏れ業者は家庭内の水トラブルも対処できますので、信頼できる業者でしょう。
参照
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